紫微斗数

紫微」とは、北極星の別名のことで
「運命=」を「計る=」ことに由来した
占術を「紫微斗数」と呼んでいます。
太陰暦をもとにして、個人の特性や運勢を判断し
西洋占星術で用いるホロスコープのように
12の宮へ算出される星を配置して
「命盤」というものを作成します。
この「命盤」を手がかりとして
運気の流れや吉凶を読み解く命占術です。

紫微斗数には、沢山の流派が存在していますが
ここでは主な流派3つについて、ご説明致します。
それぞれの流派では、使用する星は同じですが
使用する星の数は大きく異なります。
性質を表わす要素も、流派によって異なるため
ひと口に「紫微斗数」と言っても
全く別の占術だと感じられるほどの
大きな違いがあることが特徴です。

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<星曜(三合)派>
現在、日本国内で最もポピュラーな流派。
書籍として出版されているものも多い。
使用する星の数は108個と各流派の中では最多。
星が持つ特徴や輝きの度合い、配置などで
吉凶を判断する手法を特徴とする。

<四化飛星派>
使用する星の数は39個。
星そのものの象意よりも、星が属する宮の状態や
エネルギーの強弱を重視する流派。
吉凶を判断する際、その名のとおり
「星を飛ばす」ように移動させて
鑑定するのが特徴。
1年間の運勢など、比較的短期間の鑑定に適する。

<欽天四化派>
使用する星の数は16個と少ない。
高い的中率を誇るが、習得の難易度も高く
本場、台湾でも使いこなせる占術家は少数。
星の性別を明確にわけて判断するのを特徴とし
「いつ」「誰に」「何が起こるか」といった
様々な事象に対して、鋭い吉凶を示す。

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